- 書名: 銀河鉄道の夜 (まんがで読破)
- 作者: 宮沢賢治
- 出版社: イースト・プレス
- 出版日: 2007-11
- 定価: ¥ 580
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レビュー
読み直す度に涙が出ました
私は活字が苦手で全然本を読みません・・・
でも人生を豊かにする為にも、名作といわれるものは
押さえておきたいな…としばしば思っていました。
なので、このシリーズは私にとって有難いものです。
もちろん銀河鉄道の夜も原作を読んだ事がありません(汗
本題ですが、最初のサソリの話からもう涙が出ました。
私だったら、今まで自分が犠牲にしたものを考える事すらなく
イタチを憎むだろうとなと・・・
他にも、沈み行くタイタニック号で足りない救命ボートを目の前に人々が譲り合うシーン、
ジョバンニがカンパネルラに1つしかないチケットを渡して自分を犠牲にしようとするシーン、
号泣してしまいました。
もし自分がその立場だったらそんな行動が取れるか?
そんな思いになれるか??
・・・ムリだ・・・!!orz
人は人生において、その価値を試されているのかもしれない。
この作品を通じてそう考えさせられました。
wikiによると、宮沢賢治は生涯をかけてこの作品を何度も何度も書き直しており、
亡くなった後も草稿の状態だったそうですね。
まるで、ダヴィンチのモナリザのようです。
とても深い作品だと思いました。
次は原作を読んでみたいと思います。
どこまでも行くんです!
P.83
鳥捕り「あなた方はどちらへ行くんですか?」
ジョバンニ「どこまでも行くんです!」
僕も現実の世界で、胸を張ってそのように答えられるように生きていきたい。
しがないサラリーマンが感銘を受けた箇所を引用させていただきました。
ためされた友情
原作を二回読んだことがある上、アニメ化されたものや
何人かの漫画家さんによって漫画化もされていて読んできました。
漫画版で泣けたのは初めてです。
原作は鳥を捕まえる人の話などを中心に、不思議な印象のほうが強いです。
本書は現実ではあり得るんだろうかと思うくらいうつくしい友情を
絵で訴えるように表現されていて胸に迫りました。
意地悪な人に対しても、困っているとき命を進んで投げ打って助けたカンパネルラ。
ジョバンニが、
「本当に大切な人のためなら
ほんとうのみんなの幸せのためなら僕の身体なんか
あの蠍のように何百回焼かれてもかまわない……!」
そういわしめたカンパネルラが彼にしたことは
彼をイジメたクラスメイトたちと違って
人間として最低限の敬意を示しただけです。(142ページから)
そんな小さなことであっても彼にとっては大きい。
そんなジョバンニだから、
逆にカンパネルラが困っているときはどんな犠牲を払ってでも、
自分の命と引き換えてでも助けたいと心から思える。
ためされた友情にスポットを当てた漫画化として読めました。
難しいです・・・
コマ割りが大きく、文字も多くないので読みやすいです。
原作は読んだことないのですが、この本を読んだ感想は「結局この作品は何を伝えたいんだ……」でした。「幸せ」について書かれていることは分かるのですが、読者に何を考えて欲しいかが分かり辛かったです。何故この作品が評価されているのか分かりませんでした。まぁ原作を読めば違った印象にはなるのでしょうが……。
ただ、主旨関係なく1つの作品として読むなら不思議な物語で面白かったです。
宮沢賢治らしい作品
なんか不思議なふわっとした作品だった。
本当の幸せとは何かを考える作品のようだが、何度も繰り返し読まないと理解できなかった。
サソリがイタチに食べられそうになって、誤って井戸に落ちて死んでしまう。
死に際に、今まで自分はたくさんの命を奪っておいて、自分の番になると一生懸命に逃げてしまったことを後悔する。
黙って、イタチに食べられれば、イタチも1日生き延びることができたろうに・・・。
神様、どうか次は私の命を本当のみんなの幸せのためにお使いくださいっとサソリは思う。
なんという心境だろう。
心に突き刺さった。
