- 書名: 零戦よもやま物語―零戦アラカルト
- 作者: 豊田穣
- 出版社: 光人社
- 出版日: 2003-10
- 定価: ¥ 690
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レビュー
おじいちゃん連中に戦争話を聞かせてもらっているような感覚で楽しめる
本書で零戦に対する思い入れを語られているのは、搭乗員はもちろんの事、メンテナンスしていた整備員、機体設計者などの直接関係者だけではなく、地上からその勇姿を眺めていた陸軍兵士や軍医など間接的な人までもが網羅されており、なかなか面白かったですよ。
搭乗員に限ってみれば、その陣容の豪華なことに驚きます。日華事変の活躍で有名な新郷英城少佐、真珠湾の志賀淑雄少佐、零戦搭乗員会初代会長の相生高秀大尉、塩水流俊夫大尉などなど、戦史にその名を残されていても著書を執筆されていない勇者のお話が読めるだけでも貴重な一冊と言えます。
ちょっとしたエピソード、くだらない思い出ばなしなども多く、コミカルな挿絵も手伝って、おじいちゃん連中に戦争話を聞かせてもらっているような感覚で楽しめるのが良いところ。ほとんどが1〜2ページ程度の短い随筆ですので通勤のお供にもお勧めです。
