いま、抗暴のときに

レビュー

最高。

ここまで笑える本も珍しい。
連載されていた時からずっと毎週楽しみで楽しみでしかたなかった。
小林よしのりですらここまで笑わせてはくれなかった。

呆れるほどの自己矛盾を平然と連発し、無知と飛躍を最大限に駆使した超論理を展開し、
突拍子もない無根拠な断定を自信たっぷりに披露してくれる。

ジャーナリストはアジテーターであれという定義づけを見せてくれたときなどは
最高に笑えた。
書き下ろしで論理的整合性は重要ではないと言い放ったのに至ってはもう脱帽するしかない。

この素晴らしき芸人が綴ったサイケなテキスト、一度は見ておいて損はない。

「抗暴」とは・・

「抗暴」というと暴力には暴力をというイメージを持ってしまうかもしれませんが、この本をめくるとまず「抗暴」とは「・・・抵抗し反撃する」意味である、と書いてあります。つまり著者は「目には目を」と言いたいわけではないように見受けられます。

世界の現場経験が豊かであるだけでなく、「常識」を持った著者のこの本は、今の国際情勢、あるいは日本社会のあり方に疑問を持っているにも関わらず、「では、どうしたらいいのだろう?」と思っている人に必読の書だと思います。