- 書名: 大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界 (平凡社新書)
- 作者: 泡坂妻夫
- 出版社: 平凡社
- 出版日: 2001-04
- 定価: ¥ 714
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レビュー
江戸奇術史の良き解説本
奇術史という確固たる分野が存在するかは知らないが、奇術史というのは本当に面白い。
奇術の歴史は本当に古い。代々、宗教的権威付けの小道具「神の御業」としても重要な役割を果たしたし、エジプトは三大ピラミッドの時代で既に娯楽としても栄えている。奇術とは、まさに人類の文化と共に発展した芸術であり技術であり娯楽であり魔法なのだ。
本書は、そういった奇術史を日本に特化して詳述している。特に、インドから輸入された技術や、年代ごとの文献の比較から真相を探ることは、考古学が持つ楽しみに等しい。
また、歴史小説が好きな者にとっては嬉しいことに、もちろんあの「飛び加藤」も「果心居士」も登場する。
そして江戸以降になってくると、それこそ資料が極端に豊富になるおかげで、かなり正確な知識を得ることが可能になってくる。近代科学以前の技術でも、江戸に発達したからくりの技術は、もうひたすら凄い。ここまでやるかお前等!そんな感じである。
奇術史と、近代科学以前でも、人間が工夫と発想だけでどれほどのことができるか、という実例の一つを知るためにも、お勧めの文献である。
ただし、類書には本書よりも優れた文献が複数存在する、あるいはするであろうことから、江戸限定として推奨しておく。
Mr.マリックは磔にされるよ
日本の奇術史について書かれた本。
日本の奇術って昔からレベルが高かったんですね。
でも、秀吉の前でその奇術を披露したがために
「南蛮寺の残党だ」と決めつけられて磔にされたマジシャンは
あまりにも気の毒。
Mr.マリックだったら確実に市中引き回しのうえ磔。
面白い本ですが、手法についての表現内容がわかりにくいところがあるので
星4つ。
歌舞伎のカラクリはマジックの一つ
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