森鴎外集 鼠坂―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)

レビュー

必然性はない

表題作の鼠坂は、満州で新聞記者が女を犯して殺したことにより祟られ死ぬといった怪談ものだが、タイトルの鼠坂は宴の場所になっただけで、物語の必然となるものではない。内容からすれば「満州の女」とか「宴の後」、「怪死」でもよかったと思う。
しかし鴎外の文章は読みにくい。まあ時代が違うといえばそれまでだが…