- 書名: 山川家の兄弟―浩と健次郎 (人物文庫)
- 作者: 中村彰彦
- 出版社: 学陽書房
- 出版日: 2005-11
- 定価: ¥ 882
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レビュー
波乱の会津のある兄弟の物語
「逆風に生きる 山川家の兄弟」の文庫化。
佐幕派の物語を書く第一人者、中村氏の評伝。
山川家といえば、鹿鳴館の花、女子留学生一号でのちの津田塾大学創立者の1人、山川捨松が有名だが、これはその兄・浩と健次郎が中心に描かれている。
山川家のご先祖(保科家の始まりも)から始まるので、会津戦争で容保に興味を持った人にもオススメ。新撰組を好きな人も、ちょっと寄り道してこんな人たちもいた、というのを知るのも一興。
浩は軍人に、健次郎は東大総長となるその道程をじっくり読むことができる。
たくさんの資料を引用し、作者の会津熱みたいなものが伝わってくる。この作品を経て、傑作「落花は枝に還らずとも」が生まれたのかもしれない。
