- 書名: 知恵伊豆に聞け (文春文庫)
- 作者: 中村彰彦
- 出版社: 文藝春秋
- 出版日: 2007-04
- 定価: ¥ 890
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レビュー
最後の戦 島原の乱
松平伊豆守信綱は若年のころから家光に仕え、誠実さで主人に認められ、機知で主人の出す無理難題の解決や、仲間の間の小さなイザコザ、はては最後の戦となる島原の乱までをうまくさばき、誰からも頼りにされた老中だった。
かせになっている糸の長さを短時間で測る、主人が能を堪能するために一晩で庭に白壁をめぐらす。
といった頓知のような出来事のほか
後は200年以上、戦がなくなる最後の戦「島原の乱」の総大将も勤めてみせる様子を盛り込んだ、松平信綱の生涯を描いた作品。
徳川家光のころのまだ戦の名残が残る江戸城の様子や、まだ若い幕府の黎明期の生き生きとした様子が楽しい本でした。
松平信綱は民事の裁判まで手にかけていたというのがまた面白かったです。

