急な青空 (文春文庫)

レビュー

病いと老いについて

雑誌に3年間連載されたエッセイのまとめです。
最初のうちは病気と老いについての記述が多いのですが、病の回復のせいか途中から話題が自然や家族に関するものとなり、そして最後はタイトルのとおり、「
急な青空」が見えるエッセイとなりました。
この著者の最近の本でも精神的な病の癒えていく様子が読み取れますが、この本ではその経過がよくわかります。
執筆時の著者と同じ年齢になろうとする私自身も、著者の他の本と同様、病いと老いについては考えさせられるものがありました。