三十一文字のパレット (中公文庫 (た54-1))

レビュー

不思議

俵万智さんの本。
いろいろな歌人の、いろいろな色をした短歌がぎっしりとつまっていて、たっぷり短歌の世界を堪能することができた。
限られた文字数のなかで、イメージが大きく膨らんでいく。
同じ歌でも、自分がその作品に触れた時によって違った受け取り方ができたりするのが面白い。一つの歌をなん通りにも解釈できるし、その都度違った味わいがある。
本当に、言葉って不思議だ。

短歌入門におすすめ。

 この本を読むと、多くの歌人の作品を少しずつ知ることが
できる。私がまだ俵万智さんしか知らないときに買った本だ
ったので、他の作家さんの歌に触れることができて、とても
参考になった。

 私はあまり短歌入門とか読まないけれど、作品それぞれの
特徴を知り、表現方法を学ぶ、という面でも、そして友達に

短歌を知ってもらうという面でも、この本はとても手軽に開
くことができると思う。

限りなく豊かな色彩のように短歌の世界が広がる。

たくさんの現代歌人の歌が紹介され、味わい方が解説されています。生活のひとこまにある、ふとした思いを、短歌という手法で語ることの面白さ,多彩さ,深さを,短歌になじみの薄い私に教えてくれた貴重な一冊です。引用された歌の選び方が,やはりとてもすごい。ここが俵万智さんたる所以なのでしょう。紹介された歌はしっくりと心になじみ、自分なりの読み方で反復されて、いっそう味わいが増していきます。手元においておくと楽しい本。