死言状〔文庫版〕 (小学館文庫)

レビュー

面白くて、やがて悲しき・・・

同じ著者の『人間臨終図巻』があまりにも名著だったので、盆休みに読んだ。とにかく読みやすくて面白い。著者の最晩年の書だが、その筆力には脱帽する。天性のエンターテイナーだと思った。あらゆる角度から「死」を相対化してみせた著者も、2001年に逝去。盆の送り火を済ませた後、故人が自らの「死」について語る文章を読みながら、なんだか悲しい気分になった。

現代でいうブログです

アフォリズムとは
人生・社会での秘訣を言い表した簡潔な言葉や文
エピキュリアンとは
快楽主義者という意味
人間臨終図鑑とは
十五歳で死んだ八百屋お七から
百二十一歳で死んだ泉重千代まで
総計九百二十三人の臨終にまつわる記録を
年代順にならべてみせる本
死言状とは・・・・・・
語れぬことと感じました