注文の多い料理店 (講談社青い鳥文庫―宮沢賢治童話集 (88‐1))

レビュー

新美南吉同様、作者は一種の天才である。

梅原猛先生が、日本の20世紀を代表する文学者は、大江健三郎さんや川端康成、三島由紀夫などではなく、間違いなく宮沢賢治であるとおっしゃっているのを聞いたことがあります。また、賢治の作品は、童話という形をとってはいるが、実は大人に向けたメッセージが込められているともいわれています。いよいよ作者の作品が本当に評価される時代になってきたといえます。本書には代表作の「注文の多い料理店」はじめ、賢治ファンなら必ず読んでおきたい作品が収められています。