新私たちはどのような時代に生きているのか―1999から2003へ

レビュー

常識を持った著者の「現在」の分析

この本は昨年秋に刊行されたものですが、既にその時から著者は「このような現在」を見こしていたようにも思えます。
「私たち」の「時代」を考える全ての方にお勧めできる本だと思います。

あつい辺見庸

辺見庸が熱くあつく、如何に今日の日本の民主主義が危機的状況であるかを語り、高橋哲哉がそれを受けて発言するという風に進む対談です。

対談は著作よりも読みやすくなっていることが多いので、どんなことを考えている人かなぁとざくっと知るにはとてもありがたいものです。

その意味で、彼らの主張が込められているこの対談は、とても手に取りやすい本です。
けど、話し言葉というのは、こうだからこうでこうでこうで、と積み上げてゆくのには足りないものなので、彼らの主張に関して何かを考えるためには、彼らの著作にあたらなければなと、本書だけで結論づけるのは難しいなと感じます。

自分にとって受け入れやすい主張なのか、それとも受け入れにくいのか、本当にそうなのか、そうじゃないのか!。
夏に頭がぼけーっとなる前に考えてみます。